遂行をし続けた

25日午後11時からETVで放送された「シリーズ戦争・隠されたトラウマ」を見ました。再放送は29日24時=30日午前0時ですから、見ていない人は見るなり、予約録画なりして下さい。

戦争で精神障碍を持った日本兵の悲惨な記録ですね。僕が一番印象的だったのは後半に出てきた失眠症、「知的障碍を持った人たちも徴兵されて、戦場に行かされた」事でした。岡山県の農村で家族の農業を一緒にしていた知的障碍を持つ人が戦争に行かされた。彼は自分の誕生日も判らないだけ、その障碍が重度でした。当然、戦争の事も理解できるはずもなく、戦場で銃弾や砲弾が飛び交う恐怖から精神障碍も併発し、後も農業もできなくなり、人生を棒に振るようになったわけです。その他にも、戦場に行かされた知的障碍者は多く、戦況が日本にとって悪化していくと、そのような例は増えたとか。それだけ日本は兵員不足にもなっていたわけですがper face價錢、ならば、戦争の持つ残忍さとは別に、日本は戦争遂行がムリだったわけでもありますね。何故、遂行をし続けたのでしょうか。また、当時の軍人たちはムリである事が何故判らなかったのでしょうか。何事にも思うわけですが、ムリな事を強行する事も罪なことですね。「知的障碍者も戦場に行った」ことを知り、僕は呆れました。

戦争で精神障碍を持った多くの元兵士たちの件と共に、知的障碍者の徴兵の問題も後世に残さなければなりません。番組では紹介されませんでしたが、後のベトナム戦争ではアメリカ兵が、アフガニスタン戦争ではロシア兵が、その多くが精神障碍を持ったり、麻薬に走る・人を殺す癖も付き、大変な問題になりました香港戶口。勿論、侵略された地の中国、ベトナムアフガニスタンでは精神障碍を持った人たちはもっともっと多いわけです。侵略された国々では、民間人の方が精神障碍を持つ例が多かった事も察せられます。どうしてもマスコミ報道は足りない面も出てくるため、以上も付け加えさせていただきました。